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この時計は、『A.ランゲ&ゾーネ』を語るシンボルのひとつです

「リヒャルト・ランゲ・トゥールビヨン“プール・ル・メリット”」を手にそう語るのは、A.ランゲ&ゾーネのPRディレクターを務めるアーンド・アインホーン氏。もともとジャーナリズムの分野に携わっていたアインホーン氏は、同社復活の当初からブランドを支えてきた人物でもある。

 

“時計職人の技術を反映した機構”と“ザクセンの伝統を活かした芸術”――これらふたつを兼ね備えた時計をA.ランゲ&ゾーネは製作してきた。この時計もまた、まさしく同社の企業文化を反映する時計のひとつだと、アインホーン氏は語る。

 

時計に名づけられた“プール・ル・メリット”とは、科学や芸術の分野で功績をあげた人物に与えられるプロイセン王国の勲章。アレクサンダー・フォン・フンボルトの進言により、プロイセン王であるフリードリッヒ・ヴィルヘルム4世が制定した。A.ランゲ&ゾーネは自社の功績を讃えるために、この誉れ高き勲章の名をあえて選んだという。その名を冠したモデルは、この「リヒャルト・ランゲ・トゥールビヨン“プール・ル・メリット”」を含めて計4型。そのすべてに同社が誇る機構“チェーンフュジー”が搭載されている。チェーンフュジーとは、トルクと精度を一定に保つための鎖引き機構。精度向上のためかつては大型のマリンクロノメーターに搭載されていた機構を1994年、新生A.ランゲ&ゾーネは初めて小さな腕時計へと搭載することに成功する。



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