2010年に登場したRef. 214270は品質、タフネス、精度安定性については、まさに非の打ち所のないレベルの完成度を備えていましたが、ケース径が36ミリから39ミリにアップし、これに伴って文字盤も大型になったにもかかわらず、長短針の長さが改められなかったようであり、更には3、6、9から白いペイントがなくなり、単なるロジウムカラーのアプライドインデックスとなったのです。
これは黒い文字盤上で周囲の移り込みによって簡単に見失ってしまうものであり、Ref. 14270のレアモデル、通称「ブラックアウト」の再来との声も有りましたが、短い針とともにエクスプローラーならではの良好な視認性が失われたとの意見もまた、少なくありませんでした。
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