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ル・ブラッシュ トゥールビヨン カルーセル時計製造史上初の組み合わせ

“カルーセル(フランス語で回転木馬)”とは、機能的にはトゥールビヨンと同様に時を刻む脱進調速機の部分を常に回転させることで、この部分にかかる地球の重力の結果として起こる姿勢差、つまり腕に着けているときの精度を高めるための複雑機構のことである。


脱進調速機をケージ(カゴ)に入れてカゴを回転させるトゥールビヨンとは構造が異なり、カルーセルではカゴではなくプレートにセットして回転させることで、この名称がついた。ブランパンは2008年、時計師ヴィンセント・カラブレーゼ氏によってこの機構を復活させることに成功している。


このモデルでは12時の位置にフライング・トゥールビヨン、そして6時の位置にフライング・カルーセルをひとつずつ搭載し、両者を3つのディファレンシャルギアでつないで平均化。そのように時計の輪列を動かすことで、機械式腕時計としては驚異的な精度を実現している。時計愛好家には何とも気になる、時間精度を追求したタブル・コンプリケーションモデルだ。



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