1980年代末の復活から、劇的な進化と発展をつづけるスイスの機械式高級腕時計。その先頭を走るのは、スイスで“複雑時計の谷”と呼ばれる山岳地帯、ジュウ溪谷。この地区にある最初のマニュファクチュールであり、今年創業180周年を迎えたル・サンティエのジャガー・ルクルトだ。
去る6月初旬、この180周年記念モデル「ジュビリー・コレクション」がはじめて日本に上陸。この開発の総指揮を執った同社のプロダクト&マーケティングディレクター、ステファン・ベルモン氏に、その中に込められた新技術と作り手たちの想いを聞いた。
「私たちはこのコレクションで、ジャガー・ルクルトの過去・現在・未来を表現しました。“過去”の私たち、つまり19世紀のジャガー・ルクルトを象徴するモデルが『マスター・グランド・トラディション・トゥールビヨン・シリンダー・パーペチュアルカレンダー・ジュビリー』。“現在”を象徴するモデルが、いま世界でもっとも薄い手巻き機械式モデル『マスター・ウルトラスリム・ジュビリー』。そして、『マスター・グランド・トラディション・ジャイロトゥールビヨン 3・ジュビリー』は我々の“未来”を象徴するものです」
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