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サクソニア・フラッハ【ジュネーブサロン2016新作腕時計】

究極のミニマリズムによってエレガンスを表現する薄型二針時計は、そのデザインバランスやディテールの作り込みの良しあしがその印象にダイレクトに反映されてしまう傾向が強く、ラグジュアリーメゾンがその本領を発揮するためのキャンバスとして、高度なコンプリケーション同様に重要なポジションを占めています。


今やパテック フィリップ等と並び称される名門として、揺るぎない地位を獲得したA.ランゲ&ゾーネは、2011年以降、サクソニア・フラッハによってそのミニマリズムの美を体現してきましたが、今年、そのサクソニア・フラッハがより明瞭でミニマルなデザインへとリニューアルされました。


現行のサクソニア・コレクション同様に、ケースと同素材となるホワイトゴールド、またはピンクゴールド製の細身のバーインデックスが延長され、よりベゼルに近づいたことで、シルバー無垢(むく)のダイヤルがより簡潔で明瞭な表情を見せるようになりました。


細身のバーインデックスに合わせた、同じくゴールド製のソード型長短針はあくまで細く、鋭くありながら、極めて立体的に形成されており、文字盤と短針、短針と長針のクリアランスはいっぱいまで詰められながらも、しっかりとその存在感を示し、視認性の向上にも多いにプラスとなっています。


搭載するムーブメントは厚さわずか2.9ミリの手巻きムーブメント、キャリバーL093.1であり、薄型でありながらも、ジャーマンシルバー製の3/4プレートやルビーの受け石、ゴールドシャトン、ブルーのシャトン止めスクリューなどが織りなすコントラスト、隅々にまで及ぶ手作業はまさにこのメゾンならではの真骨頂を見せています。



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