同社はこの数年、イギリスの非営利団体である「マンタトラスト」の活動を支援することで、絶滅の危機に瀕しているマンタの保護をしてきた。そして今回は限定モデルの発売で得た収益の一部が、マンタの生息域を確保するための研究調査資金に充てられる。マンタに対してこのような調査が行われるのは初とのことで、いまだ多くが謎に包まれるマンタの生態に関して新たな発見が期待されている。
今回、チャリティのために販売される「パトラビ スキューバテック マンタトラスト」はC.O.S.C.公認クロノメーターのムーブメントを搭載。さらに500mの防水性と自動ヘリウムエスケープバルブを備えた、まさにダイバーにうってつけの1本だ。文字盤には2匹のマンタが描かれており、自身がこの愛すべき生き物の支援活動に参加したことを思い出させてくれる。
特筆すべきは裏蓋に施されたエングレービングで、マンタトラストのスタッフが海中で撮影した個々のマンタの腹部の模様が彫られている。加えて、マンタの刻印は各製品固有のものだ。つまり、販売される188本のうち、全く同じ時計は1本も存在しないことになる。また、エングレービングの下にはそれぞれIDが刻印されており、ウェブサイト上からそのIDに割り当てられたマンタの名付け親にもなれるという。 |