2017年のSIHHで、ミニッツリピーターとトゥールビヨンをひとつの時計に組み込んだ「クレイジースカルズ」を発表したスピーク・マリン。1年を経て、さらに進化した新モデルを発表した。
スピーク・マリンの「キャビネ・デ・ミステール」は複雑技巧シリーズとして展開される。その中の「クレイジースカル」は、時刻を音で知らせるミニッツリピーター機構を搭載し、その作動時に6時位置のスカル(骸骨)と12時位置のインデックスが動くオートマトン機構を備える。ミニッツリピーターの作動時には、ハートの形を表すふたつのスカルの重なりが離れ、その下からフライングトゥールビヨンが現れる。
2017年モデルからの変更点として、平面にペイントされていたスカルが、本作では手彫りによる立体感ある造形となった。またインナーベゼルには文字が彫り込まれ、このインナーベゼル部分までサファイアクリスタルで覆われる。ムーブメントには時刻調整時のリピーターの誤作動を防ぐために開発され、特許を取得したセーフティーモジュールが新たに組み込まれ、前モデルから進化している。 |