クロノスドイツ版8月号の創刊25周年企画「編集部の選んだ25本の時計」において、様々なスイス製機械式時計とともに選ばれたQLOCKTWO(クロックツー)は、針や数字ではなく“文字”で時をあらわすドイツ生まれの時計である。例えば7時30分は“IT IS HALF PAST SEVEN.”(現在の時刻は7時30分)と表示されるユニークな仕様だ。クラシック(掛け時計)、タッチ(置き時計)、ウォッチ(腕時計)の3バリエーションが揃う同ブランドは、時計愛好家だけでなく、モダンアートとしても高い評価を得ており、ドイツ・デザイン賞、レッド・ドット・デザイン賞、iFプロダクトデザイン賞など、これまで20以上に及ぶ賞を受賞している。
このたび、2017年9月に行われたパリの「メゾン・エ・オブジェ」においてメインで展示されていたクラシックのヴィンテージカッパーモデルが、GINZA SIX6階の銀座蔦屋書店で限定販売されることが決まった。ヨーロッパでも人気のあるこのモデルは、金属の時の移り変わりによる変化に着目し、緑青化した屋根や硬貨などにインスピレーションを受けて製作されている。ドイツ生まれでありながら、どこか日本の美意識に通じる作品である。本会期中はタッチやウォッチもあわせて展示され、商品を触れることができる。 |